【初心者向け】マーケットの見方について

皆さんこんにちは!今回はマーケットの見方について詳しく説明していきます。この記事を読むだけで、現在の相場がどのように動いているのか掴めるようになると思います。この記事を皆さんの投資に役立ていただくと幸いです。それでは、今回のトピックについて説明していきます。

ドル指数について

まずは、ドル指数の見方について説明していきたいと思います。ドル指数とは、ユーロ、ポンド、円などの主要な複数の通貨に対してドルがどのくらいの水準になっているのか表したものになります。下図にドル指数のチャートを示します。

チャートが上昇している時は、ドルの価値が他の通貨に対して上がっていることを表しており、逆にチャートが下落している時は、ドルの価値が他の通貨に対して下がっていることを表しています。また、ドル指数は米ドルの価格と連動しているので、このチャートを見るだけで、現在の米ドルの価値を判断することができます。

では、なぜここでドル指数について着目するのかというと、それは米ドルが世界で一番使われている通貨であるからです。これにより、通貨が他の商品に対して高いのか低いのか判断することができます。

具体的な例を上げると、ドル指数が上昇している時は、商品に対して通貨の価値が上がっていることを意味するため、金や銀、原油などの商品の価値が目減りしてしまいます。つまり、ドル指数を見ることで今後、金や銀などの商品がどのように動くのか予測することができます。

一般的には、金や銀などの商品はドルと逆相関の関係にあるため、金などの商品の価格はドル指数と逆に動くと考えてもらっていいと思います。

もう一点は金利の動きと相関があることです。一般的に通貨は金利が低いところから高いところに流れる傾向があるため、金利が高い国にお金が集まりやすいです。つまり、ドル指数が上昇する局面では、アメリカの金利も同じように上昇する可能性が高いことを意味します。

MACD・RSI・ボリンジャーバンドについて

皆さん「MACD」「RSI」「ボリンジャーバンド」といった言葉を聞いたことがありますか。チャートを分析される方はよく耳にする言葉ではないでしょうか。これらの単語はチャートの分析に使われるツールとなります。普段のニュースを聞くだけでは、未来の相場を分析することは難しいので、これらのツールと合わせて、今後の相場の動きを予想することが多いです。では、それぞれの単語について説明していきたいと思います。

2.1 MACDについて

MACDは移動平均線を使って値動きのトレンドを見る指標になります。下図にドル指数のMACDを示します。MACDには、「短期EMA」、「長期EMA」、「MACDシグナル」の3種類のパラメーターがあります。一般的には、短期EMAを12、長期EMAを26、MACDシグナルを9として使用するのが一般的です。

MACDの見方は、2本の移動平均線が上向きの時が上昇トレンド、下向きの時が下落トレンドで、線の向きが変わるときがトレンドの転換点となります。遅行している線が先行している線を下から上に交わる時は、下落トレンドから上昇トレンドに切り替わるため、買うサインになります。

2.2 RSIについて

RSIは、今の価格が買われすぎか、売られすぎかを示す指標となります。 下図にドル指数のRSIを示します。 RSIのパラメーターは14にするのが一般的です。見方は、RSIの線が半分より上にあるときは、買い手の圧力が強く上昇トレンドになることが多く、半分より下にある時は売り手の圧力が強く下落トレンドになることが多いです。

一般的には、RSIが30を下回った時は売られ過ぎであるため、株価が底打ちし上昇トレンドになることが考えられるので買いのポイントとなります。一方で、RSIが70を上回った時は買われ過ぎであるため、株価が頭打ちし下落トレンドになることが考えられるため売りのポイントとなります。

しかし、コロナショックによる暴落時はこの指標は役に立たなくなるので、買うタイミングや売るタイミングについてはこの指標だけでなく普段の経済ニュースを確認することが大事だと思います。

2.3 ボリンジャーバンドについて

ボリンジャーバンドは、株価の値動きが収まる幅を計算したものです。 下図にドル指数のボリンジャーバンドを示します。 ボリンジャーバンドのパラメーターは20にするのが一般的です。 ボリンジャーバンドは、移動平均線とσと呼ばれる上下に3本ずつ線を使います。

1σに収まる確率は約68.3%、2σに収まる確率は約95.4%、3σに収まる確率は約99.7%になります。3σの線を使えば、ほぼ値動きの幅を掴めるといって間違いないでしょう。ちなみに下図は2σのチャートになります。2σでも値動きの幅を掴むことは十分にできるので、2σで使用してもあまり差し支えがないと思います。

一般的には、幅の上限にチャートが達すると、数日間その幅に沿って上昇し(バンドウォークを形成)、その後下落します。なので、買いのタイミングは幅の上限にタッチした時で、売りのタイミングがバンドウォークを形成して数日後になります。

個人的には売りのタイミングは難しいので、売るタイミングはRSIやMACDを使った方がタイミングを図りやすいと思います。

VIX指数について

VIXはボラティリティインデックスのことで、恐怖指数とも呼ばれ、マーケット参加者の不安の大きさを表す指標となります。 下図にドル指数のVIXを示します。 一般的にボラティリティが大きくなると、値動きの方向性が不透明のまま大きく変動しやすくなるので、恐怖を感じていることが確認できます。

基本的には、リーマンショックやコロナショックなどのマーケットに大きな打撃が与えられる時に急上昇することが多いので、VIX指数が上昇している時は、株式の売買タイミングについてはよく検討した方がよいと思います。

まとめ

皆さんいかがだったでしょうか。今回はマーケットの見方をテーマとしてドル指数、MACD、RSI、ボリンジャーバンド、VIX指数の見方について説明してきました。普段から投資をされている方はよく使われることが多いのではないかと思いますが、改めて確認することで使い方を再認識する良い機会になるのではないかと思います。

また、投資家によってはチャートのトレンドを表すツールの使い方が異なる方もいらっしゃると思うので、色んな投資家の使い方を知ることでチャートのトレンドの見方を改善できるかもしれません。今回は私のチャートの使い方について述べてきましたが、皆さんの使い方も教えていただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。それでは、また。

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