皆さんこんにちは!今回は、金融商品の特徴および、おすすめの金融商品について解説していきます。この記事を読むことであなたがどのような商品に投資したらよいのかが分かるようになると思います。是非、一読していただき投資の一助として活用していただけると幸いです。
個別株
個別株投資とは、株式市場に上場している株式会社の株に投資して資産運用を行う方法になります。個別株には以下のような特徴があります。
・金融商品の中では、値動きが激しい
・決算の影響を受けやすい
・分散不足でリスクが大きい
・配当金が出る銘柄がある
・趣味としての投資なら魅力的な商品
個別株は1日の値動きでは平均的には1~3%ほど変動します。これは他の金融商品と比較すると2~3倍の値動きとなり、上昇相場では大きな利益をもたらしますが、下落相場では大きな損失を抱えてしまいます。初心者の投資には、リスクの大きい商品なので、あまりおすすめできません。また、株を購入するタイミングが決算前などの場合、予想外の値動きをするリスクが高まるので、投資に慣れてから購入するのがおすすめです。一方でメリットもあります。それは、他の金融商品と比較して配当金が多く支払われる銘柄があることです。これは他の金融商品の配当利回りが1~3%であるのに対し、個別株では利回りが高い銘柄で4~7%のものもあります。資金を多く持つ方にとっては最高のマネーマシンになるでしょう。
ETF
ETFとは、上場投資信託と呼ばれます。分かりやすく説明すると、株の詰め合わせパック商品となります。具体的にどのような特徴があるのか見ていきます。
・購入時に手数料がかかる商品が多い
・信託報酬が安い
・商品によっては為替手数料がかかる
・成行・指値注文で購入できる
・分散投資ができる
ETFには、信託報酬というものがあります。これは購入した商品を運用会社に支払う運用・管理費用のことをいいます。これが安いことは投資家にとってはうれしいですね。一方で、海外の商品を購入する際は為替手数料が発生してしまいます。購入する際は一度、商品の内容を確認することをおすすめします。また、株と同様リアルタイムで注文することが可能なため、成行・指値注文ができます。最後に、ETFの大きなメリットは、さまざまな株式に分散投資ができることです。これは初心者にとって大きなメリットとなります。理由としては、株式全体を見たときに株の値動きはバラバラで、一つの株だけを購入すると、株価の変動率が大きいためリスクが大きくなってしまいますが、いろんな株を少しずつ購入できるため値動きが緩やかになり、リスクを減らして資産運用ができるからです。
投資信託
投資信託もETFと同様に株の詰め合わせパック商品となります。具体的にどのような特徴があるのか見ていきます。
・購入時に手数料がかからない商品が多い
・信託報酬はETFと比べて高め
・信託財産留保額(投資信託解約時にかかる費用)がかからないものが多い
・為替手数料がかからない
・リアルタイム注文ができない
・分散投資ができる
投資信託は購入時・売却時手数料がかからない商品が多いです。一方で、ETFと比べて信託報酬が高めです。しかし近年では、信託報酬が安い商品も出てくるようになってきているので、比較的に安く購入できるのが魅力です。また、積み立てNISA口座では唯一購入できる商品となっているので、積み立てNISAで資産運用を行う際には、信託報酬や信託財産留保額がどれくらいなのか確認しておくことをおすすめします。一方で購入時には、前日の終値ベースの価格で購入することになるので、買い付け時には気を付けてください。
国債
国債とは、国が発行する債券のことで信用度はすべての債券の中で最も高く、発行額が多い。国債は半年ごとに利子が受け取れ、額面5万円以上、5万円単位で購入できます。一方で個人向け国債は額面1万円以上、1万円単位で購入できます。今回は、個人向け国債の特徴について見ていきます。
・3種類(10年変動金利型、5年固定金利型、3年固定金利型)がある
・利払いは年2回。※利率は半年ごとに見直される
・下限金利が0.05%
・発行してから1年後に中途換金できる
・他の商品と比較して値動きが小さい
・金利の影響を受けやすい
国債はローリスクでローリターンの投資商品になります。1日の値動きが比較的小さく、ほとんど動かないこともあります。したがって、ローリスクで安定したリターンを得たい場合はおすすめの商品となります。しかし、投資額が少ないとメリットも小さくなってしまうので、資産が多くてリスクが低い運用を行いたい方にとっては最適な商品となります。一方で景気の変動、物価の変動、為替変動が大きくなる場面では金利の影響によりリスクが大きくなってしまう場合があるため、普段のニュースを読むことを心掛けましょう。
コモディティ
コモディティとは、金、銀、プラチナ、仮想通貨などの商品のことを指します。コモディティ投資の特徴を説明していきます。
・株式と全く異なる値動きをする
・商品によっては、株式と比較して1日の値動きが小さい
・商品によっては現物を購入できる
・商品によっては世の中の動きの先行指数になるものがある
コモディティは、他の金融商品と比較して実物が目に見えるので、価値が大きく目減りするリスクがなく、安全資産の側面を持ちます。一方で、配当金が出ず、値動きも小幅であることが多いので、大きな資産を稼ぐには適した商品と言えないかもしれません。しかし、株式と異なる値動きをするため、株式と合わせて購入することで、暴落時でもリスクを軽減することができます。最後に大きな特徴として、経済の先行指数になることがあります。これは、具体例を挙げると、銅の価格が上がると銅の需要が上がり、供給が減少していることを意味します。すなわち、銅を使った製品を製造する工場の稼働が上がることを意味するので今後景気が拡大することを把握できます。
私のおすすめ
最後に私のおすすめを紹介します。投資対象商品は家庭環境や年齢によって変えることをおすすめします。具体的には、若者で一人暮らしなどの場合は、車や一軒家の購入を考えていなければ、リスクを大きく取ることができるので、リスクの高い個別株や仮想通貨の検討を購入してもよいと思います。ただし、値動きが激しいので長期目線での投資をおすすめします。一方で、家庭を築いている方で、毎月必要な出費がある方はあまり大きなリスクを負えないので、国債や金、投資信託などの値動きが小さい商品を購入することをおすすめします。ただし、こちらも長期投資で投資に慣れるまでは、個別株などの趣味の投資は控えた方が良いかもしれません。
最後にどの年代にもおすすめの投資運用は、積み立てNISA等の非課税口座で投資信託を毎月積み立て購入することです。この投資法では、長期で見たらかなりの確率でいいリターンをもたらすことが多いので出来たら実践してみてください。それでは、また。
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