背景について
世界では、以前から地球温暖化が懸念されており、これから数十年間で地球の平均温度が2度以上上がることが予想されています。もし、地球の平均気温が上がってしまうと、地球の生態系が変わり、動物や植物が絶滅してしまう可能性があります。これは人間の食生活にも影響が出てくることが予想されています。それを防ぐために、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量の規制が世界各国で出されていますが、それでも温暖化が継続しているのが世界の現状です。そこで、化石燃料などの温室効果ガスを排出エネルギーの代替として、近年注目を浴びているのが再生エネルギーです。その中でも脚光をあびているのが太陽光発電になります。今回は、太陽光発電に必要とされる商品について分かりやすく説明していきたいと思います。
アルミニウム
一つ目の金属はアルミニウムになります。これは、太陽光発電に使われるソーラーパネルに用いられる材料の一つで、フレームの部分に使われています。下の図でアルミニウムの価格を見てみると、2020年4月以降(コロナショック以降)から右肩上がりに推移していることが分かります。これは、アルミニウムの需要に対して供給が追い付いていないため価格が上がっていると考えられます。このグラフからも今後、アルミニウムの価格が上昇していくのではないかと考えられます。
銅
2つ目の金属は銅になります。銅はソーラーパネルにおいて高・低電圧の電動ケーブルや太陽光の集熱に用いられています。銅の需要は2020年では、40万トン/年であったが、2040年までには70万トン/年に増加すると予想されており、将来的には、現在の約2倍の需要が見込まれています。 下の図で銅の価格を見てみると2020年4月以降(コロナショック以降)から右肩上がりに推移していることが分かります。このグラフからも今後、銅の価格が上昇していくのではないかと考えられます。
亜鉛
3つ目の金属は亜鉛になります。亜鉛は、ソーラーパネルに用いられている金属材料が酸化により劣化してしまわないように、酸化腐食を保護する目的で用いられます。また、亜鉛は他の金属と比較して安価であるため、今後も需要が伸びることが予測されます。また、 下の図で亜鉛の価格を見てみると、こちらも2020年4月以降(コロナショック以降)から右肩上がりに推移していることが分かります。このグラフからも今後、亜鉛の価格が上昇していくのではないかと考えられます。
まとめ
皆さんいかがだったでしょうか。本日はこれからリターンが期待できる金属ついて紹介してきました。皆さんが投資対象として思いつく金属は、金、銀、プラチナなどが挙げられると思いますが、それ以外の金属に目を向けて見るのも面白いのではないかと思います。
今回紹介させていただいた金属は金や銀と値動きが異なるため、投資分散効果が期待でき、長期投資においてリスクを下げることができます。値動きを見るだけでも、株価や世界情勢の先行指数となるため日頃から確認しておくことで株式を売買するタイミングを図るのにも使用できると思います。
このように、株式など以外の投資商品に目を向けることはメリットがあるので、ぜひ皆さんの今後の投資に生かしていただけたらと思います。それでは、また。
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