皆さんこんにちは!今回は仮想通貨、特に日本でも人気のある「ネム」「IOST」について詳しく説明していきます。この記事を読むだけで、仮想通貨の中でも近年発行されているアルトコインとはどのような価値があるのか理解を深められるになると思います。この記事を皆さんの投資に役立ていただくと幸いです。それでは、今回のトピックについて説明していきます。
ネム(XEM)とは?
ネムは2015年の誕生した仮想通貨で、仮想通貨の中では昔からある通貨に含まれます。ネムはNEW Economy Movementの略でブロックチェーンを使って新しい経済を作るプラットホームという意味があります。
ネムの通貨が発行された本来の目的は、みんなが平等に豊かな生活が送れるような社会基盤となることにあります。ネムの発行された目的はビットコインなどの他の仮想通貨と異なるため、特徴も全く異なります。では、ネムの具体的な特徴について説明していきます。
1.1ネムの特徴について
特徴は大きく分けて3つあり、「取引スピードが速いこと」、「XEMは全て発行済みであるためマイニングがないこと」、「他の仮想通貨とコンセンサスアルゴリズムが異なること」になります。
ネムの取引スピードは仮想通貨の中でも代表的なものであるビットコインと比較すると、ビットコインの10倍の速さで処理を行うことができます。そのため、ネムの取引量が増えたとしてもビットコインと異なり、送金詰まりが起きにくい特徴を持っています。
次に、ネムは全て発行済みであるという特徴を有しています。これもビットコインと比較すると、ビットコインの発行上限枚数は2100万枚(現在は約1800万枚発行済み)であるのに対して、ネムの発行上限枚数は約90億枚で現時点で、すでに発行済みとなっています。なので、今後マイニングにより発行されることがないため、供給量が増えることはありません。つまり、ネムの需要が増えれば、価格は他の通貨と比較して上昇しやすい特徴を持っていると言えます。
これは仮想通貨に投資する人にとってはありがたいニュースだと思います。基本的に通貨の価値は需要と供給のバランスによって価格が決まるので、初めてアルトコインに投資することを検討されている方はネムを投資候補の一つとして考えてみてもよいのではないかと思います。
最後に、コンセンサスアルゴリズムについて説明します。コンセンサスアルゴリズムとは、取引承認方法のことで、ネムではPoI(プルーフ オブ インポータンス)という独自の方法を採用しています。PoIでは、ネムへの貢献度が高い人が取引承認する権利を得て報酬が貰える仕組みとなっています。ここで言う貢献とはどれだけ普段からネムを使っているかという指標で貢献度が図られています。ネムではこの報酬を得られる仕組みを「マイニング」と呼ばずに「ハーベスト」と呼んでいます。
1.2ネムの将来性について
ネムは今年の1月に「Symbol」と呼ばれる大型のアップデートがあり、これにより処理速度やセキュリティの向上が図られました。2022年のカタールで開催されるFIFAワールドカップの現地の建設プロジェクトのSymbolが活用されるニュースが出ました。このように今後も、新しいプラットホームを利用したニュースが増えてくることが考えられます。
また、Symbolでは新しいコイン「XYM」が誕生しました。これによりネムとシンボルは独自のプラットホームで稼働することとなりました。このサービスでネム保有者にとって嬉しかったことはXEMを保有している枚数と同じ枚数のXYMが無償でもらえたことです。
このように、アップデートにより新しい通貨を貰える機会が今後も出てくることは考えられるので長期的な投資には、メリットがあるのではないかと思います。
IOSTとは?
IOSTは、2018年1月にIOST財団によって開発された比較的新しい仮想通貨になります。IOSTはInternet of Services Tokenの略でアメリカや中国、ヨーロッパ、韓国など世界各地でオフィスを構えています。IOSTの発行目的は「ブロックチェーンを活用したサービスを構築するためのプラットホームになること」にあります。
IOSTは第3世代の仮想通貨と呼ばれており、第1世代のビットコイン、第2世代のイーサリアムで露になった課題を解決し世の中に役立てていくことを進めています。
2.1IOSTの特徴について
次にIOSTの特徴について説明していきます。IOSTには大きく分けて3つの特徴があります。「処理速度が速い」、「独自のコンセンサスアルゴリズムを持っている」、「開発しやすい設計になっている」ことがあげられます。
IOSTの処理速度を他のコインであるイーサリアムと比較すると、イーサリアムは1秒間の処理件数が15件であるのに、対し、IOSTは1秒間の処理件数が8000件と比較にならないくらい速い特徴を持っています。また、従来の仮想通貨の問題であったスケーラビリティ問題(通貨の認知度が上昇し、取引量が増えることで処理が行き詰まる)を解決できる処理速度を有しているため、高速で使い勝手のよいブロックチェーンとしてサービスを展開することが期待されています。
次に独自のコンセンサスアルゴリズムについて解説していきます。コンセンサスアルゴリズムは先ほども説明した通り、取引承認方法のことになるのですが、IOSTでは、PoB(プルーフ オブ ビリーバビリティ)という方法を採用しています。
PoBでは、処理速度が速くて、分散型であるというビットコインとイーサリアムの欠点を解消した取引承認方法となっています。そのため他の通貨と比較して、取引承認方法が優れているため、様々な場面で今後も利用されることが期待できます。
最後に開発しやすい設計となっていることについて説明します。IOSTでは、他の通貨と異なりプログラマーの間では認知度の高いJava Scriptで開発できるように設計されています。これにより普段から職場でプログラムを扱っている方やプログラムを勉強している学生にも手が出しやすい領域になるので、参入障壁が低く活用されやすくなることが期待されます。
2.2IOSTの将来性について
IOSTは今後DeFi分野(分散型金融に力を入れていく方向で進めています。DeFiとは、ブロックチェーンを使った金融サービス全般のことで現在では、イーサリアムが基盤として作られているものが多いです。DeFiは近年、需要が増え続けており、今後も増えることが予測されているので、そこにIOSTが活用されるということは、IOSTの価値が上がることが期待できます。また、ゲーム分野への進出が図られており、近年ではゲームの需要は世界的に増えているので、これもIOSTの価値を上げる要因になるのではないかと考えられます。
まとめ
皆さんいかがだったでしょうか。今回は仮想通貨の中でも日本で人気のある「ネム」と「IOST」について解説してきました。ネムやIOSTはビットコインと異なり独自のコンセンサスアルゴリズムを持っており、従来発行された通貨の欠点を解決できる強みを持っていることを理解していただけたのではないでしょうか。
これは仮想通貨に投資するうえで必要な知識であると思います。また、今後どのような分野に力を入れていくのか方向性を知ることで、その分野が今後発展していくかどうかを検討することで投資すべきかどうか判断できるようになると思います。
具体的な事例を挙げると、IOSTはゲーム分野への進出が今後図られていますが、今年に入って中国でゲームの時間を規制するニュースが出てきました。これはゲームには中毒性があり一度始めるとなかなか止められないことを検討しての規制だとは思いますが、このような規制が出されるとゲームの買い手が減り、需要が無くなるのでゲーム分野は将来的に明るいかどうかは不透明であると感じます。
このように将来への期待はニュース一つで大きく変わってしまうので、今後の仮想通貨の価値を考える上では日々のニュースを確認してそのニュースが仮想通貨にどのような影響を与えるのか考えることが大事なのではないかと思います、
私自身、仮想通貨を保有しておりますが、仮想通貨にとって悪いニュースが出ると激しく暴落し、逆にいいニュースが出ると暴騰を繰り返しているので、一喜一憂せずに長期的にみることでより良い投資に繋がると考えてます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。それでは、また。
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