皆さんこんにちは!今回は現在、注目を商社株の魅力について詳しく説明していきます。この記事を読むだけで、商社株とはどのようなものか、また今後の将来性ついて詳しく理解できるようになると思います。この記事を皆さんの投資に役立ていただくと幸いです。それでは、今回のトピックについて説明していきます。
商社とは?
皆さん、商社はどのような業務をおこなっているイメージがありますか?私自身、メーカーに勤めているので、違いが良くわからずに混合することがありました。
まず、商社について説明します。商社は、輸出入貿易並びに国内における物資の販売を中心とした商業を営む会社のことを言います。商社には、大きく分けて3つの機能があり、貿易や販売といった「流通」、貿易金融や商社金融といった「金融業務」、もう一つは「情報」があります。
では、次に商社銘柄を見る上で大事なポイントについてみていきたいと思います。
もちろん、商社に投資をするうえでは、商社のビジネスモデル(どのようにして収益を上げているか)を知ることは大事なのですが、それ以上に大事なことがあります。それは、取り扱っている商品になります。次章で代表的な商社銘柄と取り扱っている商品について見ていきましょう。
日本の商社銘柄について
ここでは、国内の商社銘柄について説明していきます。前置きになるのですが、世界でも商社銘柄に投資しようと検討する時に企業規模として一番大きい商社は実は日本の商社になります。なので、海外で商社銘柄を検討している方は、国内の商社銘柄を購入する傾向にあるので、もし、商社銘柄を購入したいと検討されている場合は、国内の商社銘柄を検討することをおすすめします。
では、実際に銘柄と取り扱っている商品について説明します。日本には、4大商社銘柄と呼ばれる大きな企業があります。それは、「三菱商事」「住友商事」「丸紅」「伊藤忠商事」になります。皆さんも一度は耳にされたことがあるのではないでしょうか。
次に商社ごとにどのような商品を取り扱っているのか説明していきたいと思います。まず、三菱商事は、天然ガス、金属資源、石油、自動車などを、住友商事は、化学製品や石油、不動産、インフラなどを、丸紅は、素材、エネルギー、電力などを、最後に、伊藤忠商事は、繊維、機械、金属、食料などを中心に取り扱っています。
商社の投資妙味
商社は先ほどもお伝えした通り、様々な商品を取り扱っています。また、商社ごとに取り扱っている商品も異なるので、業績も商社ごとに違います。では、商社に投資する上での魅力は何なのかそれについて説明していきます。
商社は商品を取り扱っているため、その商品の単価が変動することによって売り上げが変わってきます。分かりやすくいうと、今は、原油の価格が急騰しており、世界中でインフレ圧力が高まっていることが懸念されていますが、原油の価格の高騰により、商社のエネルギーを取り扱っている部門の売り上げが伸びるので業績が良くなります。
つまり、取り扱っている商品の単価が上がると、企業の業績は上向く傾向にあるので、物価が上昇しやすい局面では値動きが強くなることが一番の魅力だと思います。
では、チャートを用いてもう少し説明していきたいと思います。下図に三菱商事の直近1年間のチャートを示します。もう一つ下に原油の直近1年のチャートを示します。
チャートからも見て分かるとおり、原油が上昇する局面では、三菱商事の株価も連動して上昇していることが分かると思います。つまり、商社は取り扱っている商品の価格と相関が大きいことが言えます。
また、これから冬にかけて原油の価格が更なる上昇の余地があります。それはなぜかというと、冬になると暖房器具の需要が増すため、石炭などのエネルギーが必要になること、さらに年末商戦の時期に入るのでそれに応じて船や飛行機の物流の動きが活発になること、最後にコロナウイルスの新規感染者が減少傾向にあるため、今後、人手が戻ることにより車のガソリンなどの需要が増すことが考えられるからです。
さらに、三菱商事の直近のチャートを眺めると、株価が下落している時の出来高より上昇している時の出来高が大きくなっています。
つまり、売り圧力より買い圧力が大きいことが分かるので、短期的にもまだまだ上昇できることが予測されます。
また、原油や銅などの商品に直接投資することができない場合、代わりにこれらの商社株に投資することで恩恵を受けることができます。なので、これからもインフレ圧力が一時的ではなく、持続的に続くと考えている場合は投資先としておすすめです。
まとめ
皆さんいかがだったでしょうか。今回は商社株の投資妙味について詳しく説明してきました。商社の中で、世界的に大きい企業が国内にあることは意外ではなかったでしょうか。私自身も知らなかったので驚きましたが、国内の銘柄も海外投資家から注目されている銘柄があることを知り、嬉しい気持ちになりました。
商社株を購入することはインフレ懸念に対する対応策として正しいと思います。アメリカの消費者物価指数を眺めてもここ最近は4%を継続的に超えており、市場予想も上回っています。それに対して、原油の価格や商社株の価格も高騰しているので、この傾向が今後も継続することが予測されます。
しかし、来年にはテーパリングが終了し、利上げが始まるかもしれないというニュースが出てきているので、長期金利の急騰には気を付けて投資を行うのが賢明かと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。それでは、また。
コメント