皆さんこんにちは!今回は、「投資を始めるあなたへ~知っておきたい株式指数~」ということで皆さんが普段ニュースでよく耳にする株式指数について詳しく説明していきます。この記事を読むだけで、普段よく耳にする株式指数がどのような指標を表しているのか分かるようになると思います。この記事を皆さんの投資に役立ていただくと幸いです。それでは、今回のトピックについて説明していきます。
日経平均株価
皆さん、ニュースで「日経平均株価」という言葉を耳にしたことが一度はあるのではないでしょうか。日経平均株価とは、東証一部上場銘柄の中の代表的な225銘柄の株価の平均を示しています。東証一部上場とは、東京証券取引所の市場第一部に上場していることをいいます。この株価指数は225銘柄の株価の平均なので株価の高い銘柄の変動を受けやすい傾向にあります。
株価の高い銘柄は具体的には、ソニーや東京エレクトロン、JR東海などがあります。このような景気敏感株の影響によって株価が変動します。景気敏感株は金利の影響を受けやすいので、米国債10年利回りなどの長期金利の動きに注目しておくとよいでしょう。
TOPIX
東証株価指数(TOPIX)とは、「東証1部上場全銘柄の時価総額」を「基準時価総額」と比較して、何倍になっているかを表す時価総額加重平均株価指数です。言葉で表すと分かりにくいかもしれませんが、対象銘柄が日経平均株価よりも多いため、市場全体の値動きを把握することができます。市場全体の値動きを把握することで日本全体の株価の傾向がつかみやすくなるので、日本の銘柄に投資を検討している方は注目しておきましょう。
マザーズ指数
マザーズ指数とは、マザーズに上場している全銘柄を組み入れた指数のことで全370銘柄を対象としており、日経平均に比べて対象銘柄が多いです。マザーズには、メルカリやフリー、ビジョナルなどの情報・通信銘柄が中心の相場となっております。グロース株が多いため、バリュー(割安)銘柄に比べて、上昇する時の値動きが大きい特徴もありますが、一方で金利の影響を受けやすく、下落するときも値動きが激しくなりやすいことが特徴です。このようにリスクが大きい投資になりやすいので、リスク許容範囲内での投資を心がけましょう。特に金利が急上昇する局面では、株価が暴落しやすいため相場を確認したうえで投資するように心がけましょう。
海外の株式指数
海外の株式指数の代表的なものとしては、米国に上場しているS&P500やNASDAQ、NYダウなどがあります。今回はこの3つの指数について説明していきます。
4.1 S&P500
S&P500は、アメリカの代表的な500銘柄を時価総額で加重平均したもので長期的に安定なリターンが期待できるので、投資初心者にはおすすめの投資対象だといえます。アメリカの500銘柄には皆さんがお馴染みのアップル、マイクロソフト、アマゾンなどの銘柄が組み入れられているので親近感が湧くのではないでしょうか。また、この指数に組み入れられる銘柄は、入れ替わりがあり、常に業績の良い銘柄が多いため安心して投資ができるでしょう。
4.2 NASDAQ総合指数
ナスダック総合指数は、アメリカの証券取引所に上場している「ナスダック」の上場銘柄すべての株価の動きを株価指数です。ナスダックには、3,000銘柄以上の企業が上場しており、ハイテクやネット関係の銘柄が中心に組み込まれています。具体的には、テスラ、ズーム、アマゾンなどのグロース株を中心に組み込まれているので、長期金利の影響を受けやすく、金利の上昇局面では値動きが弱くなりやすいです。日本のマザーズ指数と似た特徴がありますが、歴史的に見れば、ナスダック総合指数の方が右肩上がりになっているので、リスクが取れる方は投資対象に組み入れてもよいかもしれません。
4.3 NYダウ
NYダウとは、ダウ・ジョーンズ社が発表する平均株価であり、NYSEやナスダックに上場している30銘柄を基に算出されます。NYダウはアメリカの他の指数と比較して、景気敏感株が多いことが特徴です。具体的には、ボーイングやシェブロン、JPモルガン・チェースなどが組み込まれており、景気が好転する時に上昇しやすいのが特徴です。一方でコロナショックなど、景気が悪化する局面では暴落しやすいので、日ごろからニュースを確認し、景気が悪いタイミングで投資をすると長期的には大きなリターンが期待できるかもしれません。
まとめ
皆さんいかがだったでしょうか。本日は株式指数について紹介してきました。日本の指数と米国の指数を中心に話してきましたが、投資をするうえで株価指数をみることは市場全体を見ることに繋がるので、日ごろから確認しておくことが大事になります。また、指数に投資することは分散投資となり、リスクを軽減しやすので、投資対象としてもおすすめです。株式指数は投資信託やETFでも購入できるので、初めての投資を検討している方は候補の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。この記事が皆さんの投資に役立つと幸いです。それでは、また。
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