皆さんこんにちは!今回は現在、投資家の間で懸念されているスタグフレーションについて詳しく説明していきます。この記事を読むだけで、スタグフレーションとは何なのか、それに対して私たちができることは何かについて理解を深められるようになると思います。この記事を皆さんの投資に役立ていただくと幸いです。それでは、今回のトピックについて説明していきます。
スタグフレーションとは?
皆さんはスタグフレーションという言葉を耳にしたことはありますか?投資を始めて間もない方には、なかなか聞き慣れない言葉だと思います。私自身、初めて聞いた時は何のことを言っているのか分からなかったのですぐに調べた記憶があります。
そこで今回では、投資に興味のある方に、なかなか聞き慣れない言葉であるスタグフレーションについて説明し、それが起こりうる背景についても述べていきたいと思います。
スタグフレーションとは、景気停滞を意味する「スタグネーション」と物価上昇を意味する「インフレーション」を組み合わせた造語のことで景気の後退(リセッション)とインフレが同時に進行する現象のことを指します。
通常、景気後退局面では、ものはあまり売れにくくなるため、デフレ圧力が強まってモノの値段は下がりやすいのですが、スタグフレーションでは、そのような中でもインフレが加速するので国民の生活に大きな打撃を与えてしまいかねないのです。なぜ、国民の生活が窮屈になるのかというと、それは需要がないと企業の売り上げが減り、労働者の給料もそれに合わせて下がってしまいます。しかし、生活必需品の値段が上がってしまったら普段買えるものが買えなくなってしまうからです。
そこで、現在の世界情勢を眺めると、人手や部材が不足するなどのサプライチェーンのボトルネックが起きており、インフレが加速しやすくなっています。なので、このまま景気後退局面に入ってしまうと株式市場全体が大暴落するリスクが高まります。
そこで今回はスタグフレーションというリスクに備えて個人投資家が今からできることについて次章で説明していきたいと思います。
スタグフレーションに備えて個人投資家ができる対処法とは?
前章でスタグフレーションは投資家や我々国民には脅威であることを知っていただけたと思います。ではなぜ、スタグフレーションが今回起きそうになっているのか詳しく説明していきたいと思います。
スタグフレーションの要因はサプライチェーンのボトルネックとお話しましたが、今回のスタグフレーションのきっかけは、いくつかあるのですが、代表的な要因として製造業で半導体不足により自動車が生産できなくなっていることにあります。これにより自動車一台の単価が上がるので、インフレが加速してしまいます。
しかし、逆をいうと部材の供給不安が解消されれば、今まで通りの生産を行うことができるようになるため、景気回復への期待が持てるようになるため、インフレの圧力が一過性のものなのか判断することが大事になっています。そのインフレ圧力を図る指標として最も重要なものがCPI(消費者物価指数)になります。
CPIは今年の初めから7月にかけて市場予想を上回って推移しました。しかし、7月以降は市場予想とほぼ一致しており、伸びが鈍化したことからインフレ圧力は一時的なものである可能性が高まっています。インフレ圧力に最も寄与していた要因は中材の供給不安さえ解消されれば、この懸念は解消されると考えられます。
つまり、スタグフレーションの対応策の一つ目としては、CPIを見て今後の経済の行方を検討することが大事だと思います。
二つ目は「金」に投資することです。
金は過去、アメリカがスタグフレーションに陥った時に大暴騰しました。これは景気後退局面により株の投資妙味が薄れてしまってこと、インフレの懸念により現金の価値が薄れたことにより、保有していれば一定の価値を保つことのできる「金」の価値が高まったからだと言えます。
また、金は歴史的に見ても安全資産として知られており、有事の際は金を保険として持つことで長期投資の暴落リスクを回避することができるので、理にかなった投資先と言えるでしょう。また、金については他の記事で投資価値について詳しく解説しているので、よかったら参考にしてもらえるとありがたいです。
まとめ
皆さんいかがだったでしょうか。今回はスタグフレーションの意味とその対処法について説明してきました。スタグフレーションは歴史的にみてもあまり起きたことがないため、レアなケースかもしれませんが、投資は不確実性で溢れており、起きないと思ったことが起きてしまうのが投資だと思います。
なので、もしスタグフレーションが気になってなかなか投資の一歩を踏み出すのが難しい方は、まず「金」に投資してみるのはいかがだったでしょうか。株式ほど大きな暴落することはありませんし、ましてや企業の倒産も検討する必要がないので気楽に投資できるのではないでしょうか。
もちろん、金であっても価格は常に変動するので資産の減少リスクはありますが、長期的に保有することで株式よりも安定したリターンが期待できる商品だと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。今後も皆さんの投資の知識が高められるトピックについて投稿していきたいと考えておりますので、ぜひ投資の一助にしていただけるとありがたいです
それでは、また。
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