皆さんこんにちは!今回は日本株で上昇している銘柄について詳しく説明していきます。今までは相場全体にフォーカスしてきたのですが、あまりパフォーマンスが良くないので、相場と連動しない銘柄を紹介します。この記事を読むだけで、今の相場で強い銘柄が何か理解できるようになると思います。この記事を皆さんの投資に役立ていただくと幸いです。それでは、今回のトピックについて説明していきます。
三菱自動車
皆さん三菱自動車を知っていますか。車を普段から運転している方は馴染みのある企業かもしれません。車を販売しているメーカーになります。近年は半導体不足を背景に減産に追いやられ、カーメーカーは利益を出すことが難しい展開が継続しております。
その中でも一際株価の上昇が目立つのが三菱自動車です。下図に直近1年間の三菱自動車の株価チャートを示します。10月の初めから、出来高を伴って株価が急上昇していることが伺えます。
それでは、なぜ三菱自動車の株価がこんなに急上昇したのでしょうか。それは、三菱自動車が電気自動車を2022年初頭に発表することが報告されたからです。では、なぜこれが株式の上昇要因になったのかというと、日本では未だにガソリン車の割合が非常に高いです。
恐らく読者の皆さんもガソリン車の方が多いのではないでしょうか。ガソリン車の割合が多い背景には、電気自動車の価格が高いことや充電スタンドがまだあまり普及していないことが考えられます。
しかし、世界では脱炭素社会に向けて動き始めており、アメリカでは電気自動車で有名な企業であるテスラは売上を伸ばしております。また、2030年には電気自動車が当たり前になる時代が来るとささやかれています。
一方で日本では、電気自動車が主力の企業がまだ見当たりません。そこに三菱自動車が電気自動車の販売を発表しました。つまり、他のカーメーカーの一歩先をリードした形になります。また、これから電気自動車の需要が伸びることが予想されているので、投資家の間で期待感が高まり株価が上昇したと考えられます。
また、三菱自動車の投資する上でのもう一つの魅力は歴史的に見てもかなり割安であることです。下図に過去5年間の三菱自動車の株価を示します。下のチャートを見ても分かる通り、過去5年間で見ると株価はまだ最低水準にあり、かつ200日移動平均線を割り込んでいるので、まだまだ上昇の余地が見込めます。
基本的には、移動平均線と株価は磁石のような関係にあるので、移動平均線をあまりにも離れすぎている場合、どこかのタイミングで近づくことが多いです。
なので、今回は長期的に見ても面白いかもしれません。さらに株価も1株350円程度と割安なので100株購入しても3万5千円と投資を始める人にもとても優しい価格なので、おすすめです。
スノーピーク
2つ目のおすすめ銘柄はスノーピークになります。皆さんはスノーピークという会社を知っていますか。スノーピークは、キャンプ用品やアパレル製造用品を販売している企業になります。人々が外出するようになると、需要が増える商品を提供しています。つまりスノーピークはアフターコロナ銘柄になります。
これから先、売り上げが伸びていくことが予想されます。ただし、気をつけて置かないといけない点は株価収益率が54倍と高くグロース銘柄であることです。
なぜ、グロース銘柄は気を付けなければいけないのかというと、PERが長期金利と逆相関の関係にあるからです。現在、世界相場ではアメリカの中央銀行によるテーパリングがまじかに迫ってきており、債券相場はそれを織り込む形で9月の後半から長期金利が上昇してきました。
言い換えると、PERが下がってきてことが言えます。それに伴い株価も下落してきました。上図にスノーピークのチャートを示します。金利上昇局面で大きく売られ、10月中旬の金利が安定してきた局面で株価が再び上昇していることが分かると思います。
短期的には、これからも金利は横ばいの動きが続くと予想されるので、グロース株を購入するには、よい頃合いかもしれません。
また、100日移動平均線をレジスタンスとして上にブレークアウトしたことから、まだ上昇トレンドにあることが分かります。
まとめ
皆さんいかがだったでしょうか。本日は、日本の個別株について紹介してきました。普段は相場全体のニュースについて投稿することが多かったのですが、最近相場全体があまり調子良くないので、トレンドが異なる個別株にフォーカスしてみました。
今回紹介した2銘柄は短期的におすすめな銘柄になります。また、三菱自動車は長期的にもおすすめな銘柄です。しかし、株式市場では噂で買われ事実で売られるという言葉があるので、三菱自動車が2022年1月に電気自動車を販売するとしたら、そこまでの期間が株価の上昇トレンドになるかもしれません。
いずれにしても、個別銘柄に投資する場合、投資先の企業のニュースで株価が大きく揺れることがあるので、そこにも耳を傾けて投資するのがよいと思います。
今回の投稿は個別銘柄なので、あまり初心者におすすめできる投資先ではありませんが、もし興味がある方がいらっしゃいましたら、購入してみてもいいのではないかと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。それでは、また。
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