皆さんこんにちは!今回は景気サイクルと購入すべき銘柄について詳しく説明していきます。この記事を読むだけで、どのようなタイミングでどんな銘柄を保有すべきか分かるようになると思います。また、投資をこれから始める方にとってはとても有益な情報になると思いますのでぜひ、読んでみてください。この記事を皆さんの投資に役立ていただくと幸いです。それでは、今回のトピックについて説明していきます。
景気サイクルとは?
皆さん景気サイクルを意識して投資をされたことはありますか。私自身、投資を始めた時は景気サイクルなどを気にせずに自分が欲しい銘柄ばかりを探してしまっていました。そのため、自分が思った程のリターンが得られずになかなか、投資がうまくいかなかったことがありました。
そこで、今回は皆さんに少しでも良い投資ができるように、景気サイクルについて解説したいと思い、この記事を書くことにしました。初めて御覧になられる方にとっては、投資の参考になると思います。それでは、本題に入りたいと思います。
景気サイクルについて、皆さんはどんなイメージを持たれていますか。なかなか言葉では説明しにくいかもしれませんが、恐らく好況と不況を繰り返しているイメージを持たれている方が多いのではないかと思います。
皆さんがこのように思われていたら、そのイメージは正しいと思います。そこで今回は、このサイクルをもっと分かりやすく説明していきたいと思います。
景気には、回復→好況→後退→不況局面があります。このサイクルが常に経済では、繰り返されていますが、この転換タイミングを図ることは誰にもできないと思います。しかし、今がどの局面にあるか把握することは誰にでもできると思うので、次の局面に備えた投資をすることは可能だと思います。
では、どの局面でどんな銘柄に投資するのが良いか次章で局面ごとに述べていきたいと思います。
回復局面で買うべき銘柄
景気の回復局面では、金融株に投資することで大きなリターンが得られやすいです。なぜかというと、景気が回復する局面では、各国の中央銀行は相場がバブルにならないように金利を引き上げる政策をとるからです。特に長期金利が上昇しやすくなるので、銀行などを含む金融銘柄は、長期金利と短期金利の差が大きくなる局面すなわち利鞘が稼ぎ安くなる局面では、暴騰しやすいです。
好況局面で買うべき銘柄
好況局面これは、経済が一番バブルに近い局面と言えます。この局面では国民の消費が活発になり、モノやサービスが売れやすく企業の業績もかなり期待できる相場になります。この局面に強い銘柄は、資本財株、一般消費材、サービス株、素材株になります。
このような株を言われてもなかなか分かりにくいと思うので、分かりやすい例を上げると資本財株では、航空株やクルーズ船株、サービス業では、ホテルや飲食店の株などがあげられます。日本では、JALやANAなど皆さんが良く耳にする銘柄もここに含まれています。
因みに現在は景気の回復局面から好況局面に移るところに当たるので、このような銘柄に投資するのは理にかなっていると思います。
後退局面で買うべき銘柄
後退局面では、エネルギー株に投資するのが賢明だと思います。エネルギー株は原油や石油などの価格と連動して動く傾向にあり、景気が後退する局面、すなわちモノやサービスがこれから売れにくくなる見通しが立っている局面ではモノの需要が無くなるので、供給量が停滞しやすくなります。
これを原油に置き換えて説明すると、原油の価格は世の中に出回っている原油の量と通貨の量のバランスによって価格が決まります。一般的には、原油の供給量が減り、需要が増える局面では原油の価格が上昇しやすくなり、それに伴いエネルギ株も上昇しやすくなります。
後退局面では、原油の需要も下がるのではないかと思われる方もいらっしゃると思いますが、原油は一度、供給量を減らすために減産してしまうと、元の供給量に戻すのに時間がかかってしまう傾向にあるので、仮に需要が減ったとしてもそれ以上に供給量を減らしていた場合は、原油の価格の上昇は期待でき、エネルギー銘柄も強いパフォーマンスを出すことが期待できます。
不況局面で買うべき銘柄
最後に不況局面で買うべき銘柄について説明します。不況局面では、生活必需品、ヘルスケア株、通信株、公益株などがあげられます。生活必需品株は、生活に必要な飲料や食料、衣類などを提供している企業であり、ヘルスケアは人々の健康増進のためのモノを提供している銘柄、通信は携帯電話会社やズームなどのオンラインで活用できるサービスを提供する銘柄、公益株はインフラのことで人々の生活に欠かせない電気や水道などを供給している銘柄になります。
今回は具体的な銘柄については割愛させていただきます。検索エンジンで上記のワードを調べると色んな銘柄が出てくると思うので、その中で自分が保有したい銘柄を検討してみてはいかがでしょうか。
では、なぜこのような銘柄が不況局面で強いのかというと、不況局面では人々の消費活動が鈍化し、財布の紐が固くなりやすいので普段より、モノやサービスが売れません。しかし、生活必需品やインフラは生活する上では欠かすことができないので、そこには不況であっても資金の流入は期待できます。
そのため、他の銘柄に比べて株価の上昇も見込めるので投資家の資金が流入し、上昇が期待できます。しかし、このような銘柄はディフェンシブ銘柄と呼ばれており、不況局面では強いですが、大きなリターンが期待できる銘柄は他のセクターに比べて少ないので、局面に応じてこのような銘柄を購入するとよいと思います。
まとめ
皆さんいかがだったでしょうか。本日は、景気サイクルと購入すべき銘柄について解説してきました。景気サイクルを意識して投資することで、今まで以上のリターンが期待できる投資ができるのではないかと思います。
因みに、今の局面では次の好況局面に備えて資本財株・サービス株に投資するといいと思います。株価は未来の価格を織り込む傾向にあるので、今が絶好のタイミングだと思います。
経済はサイクルを繰り返して、株価も右肩傾向に上がることを今までの相場が示しているので、今後も、コロナショックような暴落もあると思いますが、基本的には右肩上がりなので長期投資では、景気サイクルを意識して、パフォーマンスが弱い局面が終わりを迎えるタイミングで投資するといいリターンが期待できると思います。
なかなかタイミングを図ることは難しいかもしれまんせんが、今は情報化社会で皆さんが知りたい情報がすぐに手に入りやすい時代だと思うので、どのタイミングで購入するか普段のニュースをヒントにするといいかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。それでは、また。
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