皆さんこんにちは!今回は投資商品の中で特に人気のある「S&P500」について詳しく説明していきます。この記事を読むだけで、なぜ&P500がおすすめの投資先なのか分かるようになると思います。この記事を皆さんの投資に役立ていただくと幸いです。それでは、今回のトピックについて説明していきます。
いきさつについて
現在、楽天証券の買い付けランキングを見ると、全銘柄・積み立て投資・NISAで最も買われている銘柄がS&P500になります。投資を始めている皆さんも、もしかしたら保有されている方が多いかもしません。そこで今回は、S&P500がどのようなものかを知ることで今後の投資に役立てていただきたいと思い、記事を書くことにしました。皆さんに少しでも理解を深めてもらえたら幸いです。
構成銘柄について
皆さんはS&P500に投資するにあたって、どのような銘柄を買い付けているかご存じでしょうか。案外、どのような銘柄に投資しているのか分からない方も多いかもしれません。そこで今回はまず、S&P500の主力構成銘柄について説明していきます。
S&P500に組み込まれている上位5社を見ると、APPLE、Micro soft、Amazon、Facebook、Googleとなっております。皆さんにとっても、身近な企業だと思います。また、構成比率について見ると、企業ごとに均等ではなく、APPLEでは、5.7%も組み入れられており、組み入れ上位10社で26.7%も組み入れられています。つまり、この指数は上位組み入れ銘柄の株価の変動を受けやすいことが言えます。
S&P500は時価総額加重型の指数
先ほども説明させていただきましたが、S&P500は上位500社に均等に投資する株式指数ではありません。企業ごとに組み入れ比率が異なっています。では、どのように組み入れ比率が決まっているかと言うと、それは企業の時価総額の大きさによって決まります。
なので、時価総額が大きい銘柄には、たくさん投資をしており、時価総額が少ない銘柄には少しだけ投資しています。つまり、下位の組み入れ銘柄ほど、投資する量が少なくなっています。また、時価総額は次式で計算されます。
時価総額=株式×株価
時価総額という言葉が聞き慣れない方は、株価を見ることで投資している割合が多い企業なのか、少ない企業なのか判断できるようになると思います。
採用基準について
それでは、S&P500の採用基準について見ていきましょう。採用基準はざっくりと次のようになります
1.米国企業であること
2.時価総額が61億ドル超えの企業であること
3.浮動株比(実際に株式市場で流通している株式の割合)が50%以上あること
4.直近四半期で黒字決算かつ四半期の利益がプラスであること
5.米国企業全体のセクター割合と同じになるように選抜
上記の内容を分かりやすく言い換えると、S&P500に採用される銘柄は時価総額が大きい企業であること、一般の投資家が取引できる株の割合が50%以上あること、財務健全性に問題がない企業であることが基準となっています。つまり、投資家自身で買い付ける銘柄を考えなくても、優良企業に自動的に投資される仕組みになっているということです。これは投資を始める方にとってはとても嬉しいことだと思います。
歴史的にEPS(1株あたりの利益)が右肩上がり
S&P500の構成銘柄は歴史的にEPSが右肩上がりになっています。言い換えると、組み入れ銘柄の株価が右肩上がりに上昇していることが分かります。それはなぜかというと、株価は次式で表されるからです。
株価=EPS(1株あたりの利益)×PER(1株あたりの収益率)
上記の式からEPSが上昇すると株価が上昇することが分かると思います。これにより、S&P500は長期にわたり右肩上がりに推移しています。
まとめ
皆さんいかがだったでしょうか。本日はS&P500指数の中身について解説してきました。皆さんも意外と知らなかったことが多かったのではないでしょうか。自身が投資している商品の中身について知っておくことはとても大事なことだと思います。世間的には、S&P500がおすすめされている記事や書籍が多くありますが、投資をする上で一番大事なことは自分で考えて投資することだと思います。人の意見を鵜呑みにするのではなく、なぜおすすめされているのか理解した上で、その意見を参考にして最後は自分で決めて欲しいと思います。それでは、また。
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