今年話題の半導体銘柄の投資妙味とは?

皆さんこんにちは!今回は今年注目を浴びている半導体銘柄について詳しく説明していきます。この記事を読むだけで、半導体銘柄とはどのようなものか、また今後の将来性ついて詳しく理解できるようになると思います。この記事を皆さんの投資に役立ていただくと幸いです。それでは、今回のトピックについて説明していきます。

半導体とは?

皆さん半導体をご存じでしょうか。どのようなものですかと投げかけるとなかなか答えにくいかもしれません。そこでまず、半導体について説明していきたいと思います。

半導体とは、電気を通す金属などの導体と電気を通さない絶縁体との中間の性質を持つ、シリコンなどの材料の材料のことを指します。

では、その半導体はいったい何に使われているのかというと、スマートフォンや液晶テレビなどのデジタル家電、冷蔵庫や洗濯機などの家電、あるいは自動車などの幅広いものに使われています。つまり、私たちの生活の身の回りにあるものは、半導体が使われているといっても過言ではないので、生活をしていく中で欠かせないものであることを分かっていただけたかと思います。

では、なぜ今この半導体が不足の問題にあるのか次章で説明していきたいと思います。

半導体銘柄の上昇背景

半導体銘柄の上昇背景は、半導体が長期的に不足していることが原因となります。では、なぜ半導体が不足しているのかというと、新型コロナウイルスのパンデミックにより、世界中であらゆる工場が閉鎖されモノを作ることができなくなってしまったからです。

さらに、それに加えて私たち国民は、人との距離をとる3密などの政策が打ち出されたり、緊急事態宣言の発令により外に足を運ぶ習慣が減ったことから家で過ごす時間が増えてしまいました。それに伴い、家で過ごす時間を楽しむためにゲーム機やパソコン、テレビなどの需要が増加しました。

学校でも遠隔授業が行われるようになり、ノートパソコンやタブレットの需要も増えました。これにより、世界の工場では、半導体を生産することができないのにも関わらず、需要が増えすぎてしまったため、深刻な半導体不足に陥ってしまったのです。

また、半導体のもう一つの不足要因としてあげられるのがリードタイムが長いことにあります。リードタイムとは、発注を受けてから製品を納入するまでにかかる時間のことで、この時間が21.7週と9か月連続して長期化していることも原因となっています。

では、ここで半導体銘柄の株価チャートを見ていきたいと思います。下図に米国の半導体株のETFであるSOXXの直近1年の株価チャートを示します。見ての通り、昨年の9月あたりから長期的に右肩上がりのトレンドを形成していることが分かります。

これは、先ほども説明した通り、長期的な半導体不足が発生しているため、株価も同じく長期的に上昇しています。なぜ、半導体が不足すると半導体銘柄の株価が上昇するのかというと、半導体の単価が上昇しているからです。半導体の価格は、市場の需要と工場で生産している供給量のバランスによって価格が決まります。現在では、市場の需要に対して極端に供給量がすくないため価格が上昇しています。

なので、仮に去年と今年で半導体の生産数量が同じだったとしても、半導体の単価が上がっていればその分収益を得られるからです。これにより半導体銘柄は恩恵を受けています。

半導体銘柄の将来性

では、半導体銘柄の将来性について説明していきたいと思います。今後、半導体銘柄は上昇する余地がまだあると思います。それは、中国の電力不足が背景にあります。9月から中国では深刻な電力不足により電気料金の値上げに踏み切っているほか、工場での生産にも逆風になります。

また、これから冬になるため、暖房器具の需要がさらに増し、更なる深刻な電力不足に陥るのではないかと思います。さらにこの時期は年末商戦の時期と重なっており、これからさまざまな企業が年末にかけて商品を仕入れたりするので、運輸業界の供給ラインの混乱も重なり、更なる物価上昇の圧力が懸念されると思います。

また、上図のSOXXのチャートを見ても10月に入って下落する時の出来高よりも上昇する時の出来高が大きくなっているので、短期的にも再び上昇トレンドに入っていることが伺えます。

以上の理由から、半導体銘柄は今年の秋から冬にかけて上昇すると思います。

まとめ

皆さんいかがだったでしょうか。半導体とその銘柄の将来性について解説してきました。この記事を読んで半導体がどのようなもので何に使われているのか理解していただけたのではないかと思います。また、これからも、長期的な半導体不足が懸念されているので、まだまだ株価は上昇の余地があるとみていいと思います。

しかし、半導体銘柄は昨年から1年以上かけて上昇トレンドを継続しているので、いつかは100日移動平均線や200日移動平均線が割り込む時が必ずくると思います。それがいつ来るかは明確には、分かりませんが、半導体の供給不足が解消されるニュースが出た時には、恐らく大きな出来高を伴って株価は急落することが予測されるので、長期投資には適した銘柄とは言えないかもしれません。

私はポートフォリオに半導体銘柄を組み入れてはいませんが、もし購入するとしたら、2,3か月という短期で購入するのが良いのではないかと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。それでは、また。

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