皆さんこんにちは!今回も日本株でおすすめの銘柄について詳しく説明していきます。日本株は米国買株などと比較して、コロナパンデミックの前まで回復できていない銘柄が多くあるため、割安な傾向にあります。そのため、長期投資または短期投資として魅力的な投資先とも言えるので、今回はその中でも私がおすすめする銘柄について紹介します。この記事を読むだけで、銘柄選定の切り口について理解を深めることができるようになると思います。この記事を皆さんの投資に役立ていただくと幸いです。それでは、今回のトピックについて説明していきます。
ユナイテッドアローズ
まず、おすすめしたい日本株の一つ目はユナイテッドアローズになります。皆さんも一度は耳にしたことのある企業ではないでしょうか。
ユナイテッドアローズはアパレル業界の企業で主に紳士服や婦人服などを販売しております。街中に出て洋服を買うときにそのお店に入られる方もいるのではないかと思います。では、まずユナイテッドアローズの株価チャートを見ていきたいと思います。
上図にユナイテッドアローズの直近1年間の株価チャートを示します。御覧の通り、年初来からは株価が50%以上上昇しており、上昇トレンドにあることが分かります。また、直近の10月では100日移動平均線がレジスタンス(抵抗線)となり、株価が反発し短期的にも上昇傾向にあることが伺えます。
また、最近の日足チャートを見ると、シューティングスターが発生していることが分かります。シューティングスターは、一日の株価に値動きの内、その日の途中までは株価は下落していたが、ある時間帯から上昇したことを表すチャートになります。
そのため、シューティングスターが発生した日はその日の途中で買い圧力が増えたことが分かるので、その翌日もその買い圧力が継続し、株価が上昇することが多いです。
では、なぜ今年に入って株価が上昇しているのかというと、それはコロナパンデミックからの回復が投資家の間で期待されており、その期待感で買われているからです。
ユナイテッドアローズはアパレル企業であり、人々の行動が活発になり、消費が増えることで業績が伸びやすい企業に分類されます。このような銘柄を景気敏感株というのですが、日本株にはこのような銘柄が多いため、一部のセクターではコロナパンデミックの前の水準まで株価が回復できておらず、割安のままになっている銘柄が存在します。その銘柄の一つにユナイテッドアローズがあります。
また、最近では、新型コロナウイルスの新規感染者も減少傾向にあり、緊急事態宣言も解除されたため、人々の消費が活発になり、企業業績が改善され株価もそれに伴い上昇することが予測されます。そのため、短期的にも株価は上昇しています。
さらにこの銘柄を長期的な目線で見ていきたいと思います。
上図にユナイテッドアローズの直近5年間の株価チャートを示します。御覧の通り、長期的に見ると現在の株価は200日移動平均線の下にあるため割安であることが伺えます。因みに移動平均線と株価は磁石のような関係にあるため、移動平均線と株価が離れている場合は、どこかのタイミングで近づく傾向にあるので、現在の株価から見てもまだ50%程回復する余地があります。
また、週足のMACDを眺めると青の線と赤の線が交わり、青の線が上にあるので、上昇トレンドにあることが分かります。また、RSIも60程度で買われ過ぎでもないので、現時点で買いに入っても、まだまだ株価は上昇できると思います。
以上の点からユナイテッドアローズは投資妙味のある銘柄だと思います。
太平洋金属
二つ目のおすすめ銘柄は太平洋金属になります。太平洋金属は、フェロニッケル事業、スラグ加工、廃棄物リサイクル事業の3つの事業を展開しています。因みにフェロニッケルとは、ステンレス鋼の主材料であり、鉄とニッケルの合金のことで耐熱性、耐食性、耐摩耗性に優れており、スプーンなど私たちの身近なところで利用されています。
では、太平洋金属の直近1年間の株価チャートを見ていきたいと思います。
直近の10月を眺めると、100日移動平均線がレジスタンスとなり、株価が大きく反発していることが分かります。また、現在の株価は9月の最高値を超えようとしているので、ここを超えることができれば短期的にも更なる上昇が見込めると思います。
では、続いて、長期的なトレンドを見ていきたいと思います。
上図に太平洋金属の直近5年間の株価チャートを示します。御覧の通りこの銘柄も200日移動平均線を割り込んでいるので長期的に見ると、株価は割安であることが分かります。また、200日移動平均線まで株価が回復することができれば、約30%の上昇が見込めます。
次に週足のMACDを眺めると、上昇トレンドにあり、RSIも60程度と買われ過ぎでもないので、これからも上昇することが見込めます。
では、なぜ太平洋金属の株価が上昇しているのかというと、主力製品であるフェロニッケルに使われているニッケルの価格が上昇しているからではないかと思います。下図にニッケルのチャートを示します。
ニッケルのチャートを眺めると、2021年7月から急上昇していることが分かると思います。一般的には素材を扱うメーカーの株価はその原材料の価格と相関があることが多いので、今回の株価の上昇はニッケルの価格が高騰したことにより、連動して太平洋金属の株価も上昇したのではないかと考えられます。
では、ニッケルの価格はこのまま上昇していくのかというと、基本的には価格が需要と供給のバランスで決まるので、今後コロナパンデミックから人手が戻り、消費が活発になることが想定される場合、需要が供給量よりも増え、ニッケルの価格が高騰する可能性も十分にあり得るので、私自身はまだ上昇が継続するのではないかと思います。
以上の点から太平洋金属もおすすめ銘柄だと思います。
まとめ
皆さん、いかがだったでしょうか。本日はおすすめの日本株ということで投資妙味のある銘柄を2つ紹介しました。今回紹介させていただいたユナイテッドアローズ、太平洋金属はまだ長期的にも割安であり、短期投資だけでなく、長期投資としても投資先としておすすめなので、ぜひ興味のある方は購入してみてもよいのではないかと思います。
また、長期投資の場合、毎日の株価をチェックせずに気長に取引ができるので、初心者の方には長期投資で今回紹介した銘柄を購入することをおすすめします。
最後に皆さんが興味のある銘柄がございましたら、皆さんに分かりやすい形で銘柄分析を行っていきますので、分析してほしい銘柄があれば、お問い合わせいただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。それでは、また。
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